自分らしい生き方サポーターのキャリアコンサルタントseeds-c career 千葉です。
さて、タイトルにも書かせていただきましたが、改めて少し考えてみて欲しいのです。
あなたの人生における役割は何ですか?
この問いに正解も不正解もありません。
「こんなことかな~」と感じたこと、思いついたことがご自身の中にある答えです。
私の思う人生の役割は、
自分の人生を生き抜くこと
だと考えています。
実はこのフレーズが浮かんだ瞬間、「良いこと思いついたな自分!!」と自画自賛でしたが、あながち大げさでもないと思っています。
「役割」
という言葉を聞いて浮かぶのは、仕事上の役割、家族としての役割、恋人・夫婦としての役割などが浮かぶと思います。もちろん私も浮かんだものです。
ただ、これらはすべて他者との関わりで生じるものばかりで、「自分が自分と関わるための役割」がないと感じたのです。
キャリア理論家、ドナルド・E・スーパーという方がいます。
その方が唱えた「ライフキャリアレインボー」は人生の役割を虹になぞらえています。
この理論のポイントは、「キャリア」を仕事だけで捉えず、人生全般で捉える「ライフ・キャリア」という点です。
この理論が提唱されたのが1950年代なので80歳代までの記載ですが、人生100年時代と言われる今では寿命も延びると同時に、それぞれの役割の期間も変化していると言えます。
これだけ見ても、多様な役割があり、さらにここにはない役割、例えばパートナーとして所属するコミュニティーでの役割などを含めると多種多様です。
今回「ライフ・キャリア」という視点の話ではなく、「役割」として考えた時に、この土台、虹に沿った例でいうなら「空」に当てはまるものは自分ではないかと私は思ったのです。
空がなければ虹は存在できません。
空が晴れたり、雨が降ったり、雷が鳴ったりするから虹が存在できるのと同じに、自分自身が笑ったり、泣いたり、怒ったりしながらも生きているから他者との役割が発生し、他者との役割があるからこそ喜怒哀楽を憂うことができる、そんな感じがしたのです。
喜怒哀楽も苦楽もありながら、楽はないことの方が多いかもしれないけれど、それでも自分の人生を生き抜いていく役割を全うすることが、結果的には他者との役割にも影響を及ぼし、「自分の人生を生きたな」と思えるような気がします。
仕事での役割、周囲とのかかわりの中で「自分のここでの役割は何だろう」と立ち止まった時には、「自分はどうしたいのだろう」「自分はどう生きたいんだろう」と少し考えてみるのもいいかもしれません。
一人で考えることが大変だったり、難しいと感じた時にはご連絡ください。
一緒に考えましょう。
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photo by: canva